2009年02月13日
【漱石と受験英語 読解編】
「英語を修むる青年は或る程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山読むがよい、少し解らない節があって其処は飛ばして読んで往つてもドシドシと読書して往くと終ひには解るようになる。(中略) 自然的慣習によってやるがよい。即ち幾遍となく繰り返し、繰り返しするがよい。・・・手当たり次第読んで往くがよかろう。」これは、英語教師・英文学者であった夏目漱石の言葉です。【多読・習慣化】の勧めですね。漱石の英語力は教養ある外国人教師も舌を巻くほどでした。実は漱石は、大学予備校の1年ぐらい(今の高校)まで英語が大嫌いで、苦手だったそうです。しかし、その後がすごい!受験に英語は当時も必須だったようですがものすごく勉強したはずです。「英語教師 夏目漱石」川島幸希著・新潮選書中では、著者が大学生の漱石の残した英作文と、同じテーマを今の最高レベル(帰国子女の東大英文科生)の学生に英作させて比較しました。そして複数のネイティブの英語教師に評価させたところ、学生・漱石の作文の評価は現代学生最高レベルのそれと遜色ない、あるいは凌ぐというものでした。そんなに英語の教材や情報などなかった時代に、わずか数年でそのレベルに達していたことになります。すごいですね・・・。その秘密は【多読・習慣化】にあるとおもいます。

さて、いっきゅうの受験英語対策では、漱石先生が言っているように、まずは読む力の向上を最大の焦点に当てています。言語力4技能(読む。聞く、話す、書く)の基本は読む力だからです。そして、配点が一番多いのも読む問題です。
それでは、いっきゅう【読解対策演習】の内容をざっとですが紹介いたします
【速読演習】高校入試・センター試験、私立、2次の英語の入学試験では、長文読解なんといっても最大の得点源となります。
得点を挙げるのは、速読力が不可欠です。速読力とは言い換えれば速くて正確な情報収集能力です。具体的に言えば、効率よく、設問に対する答えを本文に見つけ出すことです。
時間を計って問題を解いてもらいます。プレッシャーのかかった状態で解くことで集中力と実践力を高めます。(時間を掛ければ正解できても、速読を求める性質の問題では評価されません。)
ポイントとして・・・
*スラッシュ・頭読みの練習。さらに発展して訳をしないで英文を一読で把握する演習。
*ポイントを絞った読み方。パラフレーズリーディング。(言い換え表現を探す。キーワード。キーセンテンス。) パラグラフリーデング(段落読み。命題+結論+根拠+結論 で段落単位で情報をさがす。)
*文の前後関係を把握;接続詞:but. andや、副詞:however、therefore の前後把握。
*音読。リズム良く読むことは速度につながります。自分の声に耳を傾け、意味を確認しながら音読します。(意味の区切りで、
ポーズをいれる。名詞や動詞、ポイントの言葉を強く読む。)
【精読演習】(読解苦手克服と難問対策。)
*ここでは時間を計らず、基本に戻ってじっくりと構文分析;主語(節・句)にあたる部分と中心となる動詞(主節の動詞)を把握する。修飾関係を把握する。副詞的、形容詞的働き(関係代名詞、分詞など) 倒置・挿入。省略。いくつもの典型的なパターンを繰り返すことで複雑で長い英文も対応できるようにします。
*文全体の構造・段落ごとの主題。要約(1段落1主題の原則) 段落と段落の関係。さらに文章と文章の関係を把握。
*難問集中演習:難関大学や英文科志望の生徒さんには難問大学の過去問、英検1級・準1級の文を選んで演習します。
【ちょこっとアドバイス】
読むことを楽しもう!受験ということをはなれてみると、試験にでる英文は読み物として意外と興味深いものが多いです。
英検も準2級あたりから、へぇ~・・・という面白いネタの文が登場することがありますよ。
あと、漱石先生が言っているように習慣として多読することです。現代は漱石が生きた明治と違って、無限といえるほど英語の教材・情報があふれかえっています。それを利用しない手はないですね。ちなみに、お勧めは、【週間ST】です。とそのオンラインサイトです。
次回は、【文法・単語】編です。
「いっきゅうでは、3月より春季講座を開きます。時間が取れるこの時期に、新学期のスタートダッシュに向けて、いっきゅうで英語を強化しませんか?」

さて、いっきゅうの受験英語対策では、漱石先生が言っているように、まずは読む力の向上を最大の焦点に当てています。言語力4技能(読む。聞く、話す、書く)の基本は読む力だからです。そして、配点が一番多いのも読む問題です。
それでは、いっきゅう【読解対策演習】の内容をざっとですが紹介いたします
【速読演習】高校入試・センター試験、私立、2次の英語の入学試験では、長文読解なんといっても最大の得点源となります。
得点を挙げるのは、速読力が不可欠です。速読力とは言い換えれば速くて正確な情報収集能力です。具体的に言えば、効率よく、設問に対する答えを本文に見つけ出すことです。
時間を計って問題を解いてもらいます。プレッシャーのかかった状態で解くことで集中力と実践力を高めます。(時間を掛ければ正解できても、速読を求める性質の問題では評価されません。)
ポイントとして・・・
*スラッシュ・頭読みの練習。さらに発展して訳をしないで英文を一読で把握する演習。
*ポイントを絞った読み方。パラフレーズリーディング。(言い換え表現を探す。キーワード。キーセンテンス。) パラグラフリーデング(段落読み。命題+結論+根拠+結論 で段落単位で情報をさがす。)
*文の前後関係を把握;接続詞:but. andや、副詞:however、therefore の前後把握。
*音読。リズム良く読むことは速度につながります。自分の声に耳を傾け、意味を確認しながら音読します。(意味の区切りで、
ポーズをいれる。名詞や動詞、ポイントの言葉を強く読む。)
【精読演習】(読解苦手克服と難問対策。)
*ここでは時間を計らず、基本に戻ってじっくりと構文分析;主語(節・句)にあたる部分と中心となる動詞(主節の動詞)を把握する。修飾関係を把握する。副詞的、形容詞的働き(関係代名詞、分詞など) 倒置・挿入。省略。いくつもの典型的なパターンを繰り返すことで複雑で長い英文も対応できるようにします。
*文全体の構造・段落ごとの主題。要約(1段落1主題の原則) 段落と段落の関係。さらに文章と文章の関係を把握。
*難問集中演習:難関大学や英文科志望の生徒さんには難問大学の過去問、英検1級・準1級の文を選んで演習します。
【ちょこっとアドバイス】
読むことを楽しもう!受験ということをはなれてみると、試験にでる英文は読み物として意外と興味深いものが多いです。
英検も準2級あたりから、へぇ~・・・という面白いネタの文が登場することがありますよ。
あと、漱石先生が言っているように習慣として多読することです。現代は漱石が生きた明治と違って、無限といえるほど英語の教材・情報があふれかえっています。それを利用しない手はないですね。ちなみに、お勧めは、【週間ST】です。とそのオンラインサイトです。
次回は、【文法・単語】編です。
「いっきゅうでは、3月より春季講座を開きます。時間が取れるこの時期に、新学期のスタートダッシュに向けて、いっきゅうで英語を強化しませんか?」