2020年03月29日
究極のお母さんの子育てアニメ:おおかみこどもの雨と雪
こんばんわ。もうすぐ四月。四月は旅立ちの月ですね。多くの若い人は親元を離れて新しい暮らしを始める季節です。吾輩は子育ての経験はありませんが、子離れ親ばれの瞬間というものがあれば、それはとても寂しくもあり、同時に喜ばしいことでもありますね。ある種の動物の親子の間でもあるように、子離れ親ばれは子供の自立のためにもいつかは経験しなければいけないものなのですね。
さて、本題「おおかみこどもの雨と雪」は花さんという若いお母さんの子育てドラマです。やさしいやさしい映画です。アニメーションの画もサントラも音楽も子守唄のようなふわふわ綿毛のような音楽です。観はじめのほんの2、3分で確信しましたよ。これは傑作だ!!と。
ここからネタバレです。肝心なところは書きませんが。(予備知識なしで観られたい方は読まないでくださいでもこの映画は是非とも観てくださいね。絶対おススメです!
)
花さんに子供はふたりいます。雪(姉)と雨(弟)という名前です。実はこのふたり、おおかみ人間との間にできたおおかみ子供なんです。おおかみ人間はこのアニメの世界では種族として生き残っていたのです。彼らのうち人間の姿で人間社会に密かに生活しているものがいる。花さんはおおかみ男と大学で知り合って恋に落ち子供をふたり授かりました。普通の若夫婦の普通の幸せな生活。ですが、まもなく、夫のおおかみ人間はふらっと夜出て行って、翌朝、川底におおかみの姿で死んでしまったのです。(なぜ死んだのか、少し謎なんです。おおかみの本能と人間の父親として生活していくことに無理があったのでしょうか・・)
花さんは最愛の夫を亡くした哀しみに暮れる暇がありません。花さんの子育て奮戦記の始まりです。何といってもふたりはおおかみこども。興奮するとおおかみになって走り回わらずにいられない。ものを食べるときもおおかみなんです。たくさんたべます。収入も若いお母さんひとりでやりくりして、おおかみこどもふたりを育てなければならない。しかも世間に、おおかみこどもであることが知られてはばれてはいけません。もし、知られたら人間の世界に居場所をなくすかもしれないからです。
都会での生活あきらめて、田舎のさらに辺鄙な古い民家を借り、自活する道を選びます。畑を作物をつくって、子供たちと一緒に野山で自由に生きる道をしかし、農作業が簡単にできるはずもありません。里の人々はまた都会もんの道楽がやってきた。「じき農業をあきらめて帰るがオチ」と陰口をたたきます。案の定、畑づくりはうまくいきません。そこに頑固もののじいさんが、花さんの様子見に来るようになります。気難しい爺さんは憎まれ口をたたきながら、農業を少しづつ教えていきます。花さんはどんなときでも笑顔で、一生懸命です。ここは「世界の片隅で」のすずさんとおなじで女性のたくましく生きる力を感じます。自分のまったく知らないところで、なんの力もなく、知り合いもいない。でも生きなければいけない。そのような状況でなんとか必死にニコニコしながらも(死に物狂いの笑顔。)自分の居場所をみつけだします。(ここが火垂るの墓の清太が決定的に欠落してたところです。)いつのまにか花さんの民家に村人も集まってきていろんなものを持って助けてくれます。ただ、花さんが作った畑にはイノシシなのど被害が出ないのが不思議におもいます。(そりゃ、おおかみ人間がいますからね。)
やがて子供たちは大きくなり、長女の雪は学校に通います。弟の雨は内向的で甘えん坊でいつもお母さんのそばにいます。陽気で活発な雪は学校で、圧倒的運動能力もあって友達ともうまくやっていきます。そこに転校生の草平がやってきます。勝気な草太は雪に面と向かってなんか「けものくさい」と言ってしまいます。雪は深く傷つきます。以来、雪はその転校生を避けるようになります。気になる転校生は追いかけてなぜ避ける?と問い詰めます。すると興奮した雪はおおかみとなって、草太を傷つけてしまうのです。草太は血を流し気を失います。学校でちょっとした問題になりますが、草平はよくわからんけどオオカミが現れてやられたんだといって雪を庇います。雪はそのことで学校に行けなくなったのですが、雪の家に学校のお知らせなどを届けに行きます。そして二人は仲良くなります。お互い好意を持ち始めます。
時がたち、雨もたくましいおおかみ男子になっています。(お父さんに似たイケメンです。)雨は馴染めない学校に行かなくなり、山に行くようになります。山には獣を支配する老キツネがおり雨は老キツネの弟子入りをするのです。
ふたりは生き方の違いをめぐって、(人間としてか、おおかみとしていきるか?」)大げんかをします。正におおかみ同志の大喧嘩です。牙を剥き、爪を立てて。こうなったら花さんはどうすることもできません。噛みつき、爪で殴り合い、血を流して争います。しかし本当の喧嘩の原因は、生まれながらにして「おおかみ人間」として生まれてきたこと。それを隠して生きなければいけないことへの怒りが爆発しているようにも見えます。
ある日、大雨が降ります。花さんは雪を学校に迎えにいこうとしますが、ふと、雨がいないことの気が付きます。すぐ花さんは気が付きます。彼は山に行ったことを・・。そして花さんは山の奥へ奥へと雨を探します。彼女は雨は山を選んだこと、おおかみとして生きていくことをすでに気が付いていますが、人間の母として受け入れ難いのです。息子を助けに行くというよりむしろなんとか人間として自分の元に取り戻したかったのでしょう土砂降りの中どこまでもどこまでも山奥へと登っていく花さん・・。ここでふと気になるのが、雪のナレーションが過去形であること。母のことを過去形でかたっていることです・・。このまま花さんは死んじゃうの?ついに花さんは崖から滑落ちます。そして・・・花さんの意識の中、彼女を迎えに来たのがあのおおかみ人間です・・。じゃ花さんは死んじゃったの・・?いや、これ以上のネタバレは止めときます。
一方、大雨の中、親が迎えの来ないで学校内に二人っきりとりのこされた雪と草太。親密な二人。雪は草太に告白します、自分がおおかみ人間であることを。そしておおかみの姿に変身してみせます。(取り様によってはホラー映画ですね。
)そして草太は・・・いや、ここも止めときます。一番いいところはネタバレさせてはいけません。
で、この映画結末どうなん?いやいや言えませんよ。でも心から「花おかあさん。ホントにご苦労様でしたぁ。」と言いたくなりますよ。
ではまた~。
監督 細田守
脚本 奥寺佐渡子
細田守
原作 細田守
出演者 宮崎あおい 大沢たかお
音楽 高木正勝
主題歌 アン・サリー
「おかあさんの唄」
公開 2012年7月21日
追記:この作品はスタジオジブリ作品ではないです。ただ監督の細田守さんはあのジブリの「ハウルの動く城」を監督を途中までやっていたそうです。でも、うまくいかなかった・・。これって「この世界の~」監督 片渕 須直さんが、「魔女の宅急便」を途中降板させられたことにかさなりますね。いやいや、やっぱり才能あるひとはジブリとの関係・因縁抜きには語れませんね。
CMです。ワードでいっきゅうのへたくそチラシ(新聞折込未定)作ってみました。

よろしくです。
さて、本題「おおかみこどもの雨と雪」は花さんという若いお母さんの子育てドラマです。やさしいやさしい映画です。アニメーションの画もサントラも音楽も子守唄のようなふわふわ綿毛のような音楽です。観はじめのほんの2、3分で確信しましたよ。これは傑作だ!!と。
ここからネタバレです。肝心なところは書きませんが。(予備知識なしで観られたい方は読まないでくださいでもこの映画は是非とも観てくださいね。絶対おススメです!

花さんに子供はふたりいます。雪(姉)と雨(弟)という名前です。実はこのふたり、おおかみ人間との間にできたおおかみ子供なんです。おおかみ人間はこのアニメの世界では種族として生き残っていたのです。彼らのうち人間の姿で人間社会に密かに生活しているものがいる。花さんはおおかみ男と大学で知り合って恋に落ち子供をふたり授かりました。普通の若夫婦の普通の幸せな生活。ですが、まもなく、夫のおおかみ人間はふらっと夜出て行って、翌朝、川底におおかみの姿で死んでしまったのです。(なぜ死んだのか、少し謎なんです。おおかみの本能と人間の父親として生活していくことに無理があったのでしょうか・・)
花さんは最愛の夫を亡くした哀しみに暮れる暇がありません。花さんの子育て奮戦記の始まりです。何といってもふたりはおおかみこども。興奮するとおおかみになって走り回わらずにいられない。ものを食べるときもおおかみなんです。たくさんたべます。収入も若いお母さんひとりでやりくりして、おおかみこどもふたりを育てなければならない。しかも世間に、おおかみこどもであることが知られてはばれてはいけません。もし、知られたら人間の世界に居場所をなくすかもしれないからです。
都会での生活あきらめて、田舎のさらに辺鄙な古い民家を借り、自活する道を選びます。畑を作物をつくって、子供たちと一緒に野山で自由に生きる道をしかし、農作業が簡単にできるはずもありません。里の人々はまた都会もんの道楽がやってきた。「じき農業をあきらめて帰るがオチ」と陰口をたたきます。案の定、畑づくりはうまくいきません。そこに頑固もののじいさんが、花さんの様子見に来るようになります。気難しい爺さんは憎まれ口をたたきながら、農業を少しづつ教えていきます。花さんはどんなときでも笑顔で、一生懸命です。ここは「世界の片隅で」のすずさんとおなじで女性のたくましく生きる力を感じます。自分のまったく知らないところで、なんの力もなく、知り合いもいない。でも生きなければいけない。そのような状況でなんとか必死にニコニコしながらも(死に物狂いの笑顔。)自分の居場所をみつけだします。(ここが火垂るの墓の清太が決定的に欠落してたところです。)いつのまにか花さんの民家に村人も集まってきていろんなものを持って助けてくれます。ただ、花さんが作った畑にはイノシシなのど被害が出ないのが不思議におもいます。(そりゃ、おおかみ人間がいますからね。)
やがて子供たちは大きくなり、長女の雪は学校に通います。弟の雨は内向的で甘えん坊でいつもお母さんのそばにいます。陽気で活発な雪は学校で、圧倒的運動能力もあって友達ともうまくやっていきます。そこに転校生の草平がやってきます。勝気な草太は雪に面と向かってなんか「けものくさい」と言ってしまいます。雪は深く傷つきます。以来、雪はその転校生を避けるようになります。気になる転校生は追いかけてなぜ避ける?と問い詰めます。すると興奮した雪はおおかみとなって、草太を傷つけてしまうのです。草太は血を流し気を失います。学校でちょっとした問題になりますが、草平はよくわからんけどオオカミが現れてやられたんだといって雪を庇います。雪はそのことで学校に行けなくなったのですが、雪の家に学校のお知らせなどを届けに行きます。そして二人は仲良くなります。お互い好意を持ち始めます。
時がたち、雨もたくましいおおかみ男子になっています。(お父さんに似たイケメンです。)雨は馴染めない学校に行かなくなり、山に行くようになります。山には獣を支配する老キツネがおり雨は老キツネの弟子入りをするのです。
ふたりは生き方の違いをめぐって、(人間としてか、おおかみとしていきるか?」)大げんかをします。正におおかみ同志の大喧嘩です。牙を剥き、爪を立てて。こうなったら花さんはどうすることもできません。噛みつき、爪で殴り合い、血を流して争います。しかし本当の喧嘩の原因は、生まれながらにして「おおかみ人間」として生まれてきたこと。それを隠して生きなければいけないことへの怒りが爆発しているようにも見えます。
ある日、大雨が降ります。花さんは雪を学校に迎えにいこうとしますが、ふと、雨がいないことの気が付きます。すぐ花さんは気が付きます。彼は山に行ったことを・・。そして花さんは山の奥へ奥へと雨を探します。彼女は雨は山を選んだこと、おおかみとして生きていくことをすでに気が付いていますが、人間の母として受け入れ難いのです。息子を助けに行くというよりむしろなんとか人間として自分の元に取り戻したかったのでしょう土砂降りの中どこまでもどこまでも山奥へと登っていく花さん・・。ここでふと気になるのが、雪のナレーションが過去形であること。母のことを過去形でかたっていることです・・。このまま花さんは死んじゃうの?ついに花さんは崖から滑落ちます。そして・・・花さんの意識の中、彼女を迎えに来たのがあのおおかみ人間です・・。じゃ花さんは死んじゃったの・・?いや、これ以上のネタバレは止めときます。
一方、大雨の中、親が迎えの来ないで学校内に二人っきりとりのこされた雪と草太。親密な二人。雪は草太に告白します、自分がおおかみ人間であることを。そしておおかみの姿に変身してみせます。(取り様によってはホラー映画ですね。


ではまた~。
監督 細田守
脚本 奥寺佐渡子
細田守
原作 細田守
出演者 宮崎あおい 大沢たかお
音楽 高木正勝
主題歌 アン・サリー
「おかあさんの唄」
公開 2012年7月21日
追記:この作品はスタジオジブリ作品ではないです。ただ監督の細田守さんはあのジブリの「ハウルの動く城」を監督を途中までやっていたそうです。でも、うまくいかなかった・・。これって「この世界の~」監督 片渕 須直さんが、「魔女の宅急便」を途中降板させられたことにかさなりますね。いやいや、やっぱり才能あるひとはジブリとの関係・因縁抜きには語れませんね。

CMです。ワードでいっきゅうのへたくそチラシ(新聞折込未定)作ってみました。

よろしくです。

2020年03月14日
「耳をすませば」受験と恋と自分探し
こんばんわ。ついに佐賀県にもコロナ感染者がでて来週再開予定の県内の休校期間がのびてしまいました。まあ、しょーがないですかね?
いっきゅうはとりあえずいつもどうりやっています。と言いますか春季講座前倒しです。高校・中学準備講座もやっています。理由は前回書いた通りです。でも地域の感染の拡がりを注視しながら、休講も視野に入れつつではありますが・・。
さて、受験期なかなか投稿できなかったので、書きたいこと溜まっています。またいろいろ好き勝手に書いてみようと思います。とりあえず佐賀ファンブログということで、ご当地ネタ。というわけで、地元図書館から借りた映画や本の紹介ですかね。(まあ、これしか無いのですが
)武雄図書館も借りられるそうなので、足を延ばそうかな?で今回は、ジブリ(やっぱりまたか・・)の「耳をすませば」紹介です。去年借りてみたのでおもいだしつつ・・・。
柊あおいの少女漫画が原作
スタジオジブリ 近藤喜文監督作品
1995年7月15日封切り
14歳女子中学生の”恋に受験に自分探し””の胸キュンアニメです。中学校の頃の恋はなんかぎこちないし恥ずかしいし、めったに成就するもんじゃないですよね? さすが少女漫画見事に屈託なく成就させてしまってます。
まあ、中学生のたわいもない恋愛ストーリーなんですが、何がすごいって、日本一いや世界一のアニメスタジオのNO1の描き手だった近藤喜文の
唯一無二の渾身の作品なんです!時代背景は1990年代の東京都、多摩市・日野市・武蔵野市などにニュータウン。当時の時代風景が詳細に描かれています。雫が電車に乗ったり、走り回ったり、自転車で相乗りする街角は、本物の映像よりリアルな感じがします。ああ・・こんな街たしかにあるよな~。主人公の雫の公団住宅の間取り日常品の細部まで、生活感活き活き描きこまれております。
監督の近藤喜文は作画の天才で「火垂るの墓」「となりのトトロ」制作時、高畑勲と宮崎駿の2大巨人から、近藤喜文さんを取り合いなった話は有名です。両巨匠どちちらも近藤氏がいないと、制作をやめる!といいだしたらしい。結局、困った鈴木敏夫プロデューサーが、「宮さんあなたは絵が描けるから、高畑さんのところでやってもうらうしかない。」といって説得したらしいけど、宮崎駿はずっとそのことを根に持ってたらしい。(近藤さんは残念なことに47歳の若さで急逝された。「火垂るの墓」はアニメ史上最も美しい作品だと吾輩は思います。(「火垂るの墓」作品については、いつかブログに書くつもりです。)その葬儀の追悼の言葉で宮崎さんは「トトロVS火垂る 近藤争奪戦」の恨み節をぶちまけたらししい。(笑)いやでも実にいい話ですよね。あの天下の宮崎駿に・・・ね?こんな名誉なことはないですよね。
ここからちょっとだけネタばれです。
主人公の月島雫は本が大好き。図書館からたくさん本を借りて読んでいます。ひとつ気なることが・・借りた本の図書カードにいつも天沢聖司という名前があるのです。どういうひとなんだろう?といろいろ想像してみます。で、その人が同じ中学の同級生でああることが判明します。しかもイケメンでちょっと意地悪。(いかにも少女漫画) お互い意識しながらぎこちないながらも、しだいに仲良くなり交際をはじめます。二人は受験や将来のことをはなします。彼は受験せずバイオリン職人になるために、イタリアに修行にいくのだといいます。それを聞いた雫は自分には何もない、と、落ち込みます。しっかりとした彼氏に自分は釣り合わない!と自分探しをはじめちゃいます。で、自分が一番好きなことである物語を書きたいと、小説を書き始めるのです。受験期真っただ中に。当然成績は急落。当然、家族が心配します。何やってんの?!家族会議です。でも、雫は、受験も頑張る約束で必死で小説を書きあげます。(できたのがあの『猫の恩返し』にそっくりでなんです。)なんだかんだあって、エンディングなのですが、恥ずかしいくらいのハッピーエンドでなのです。ただ、この好感度抜群のさわやかイケメンは、あの図書カードは雫の気を引く作戦だったことを話してしまうのです!(ユーミンの歌の「まちぶせ」の男バージョンか!)。あれ~と、見るものはちょっとがっかりさせられます。プロポーズしておきながら、こんなこと話してしまうあたりなんて野暮な・・・。でもしばらくして、はやり聖司は正直者でいいやつだとおもいました。
さて、なんと「耳をすませば」の実写版、あれから10年後が撮られるそうです!! ですが、熱狂的な「耳すま」ファン(ジブリでこれが一番好き!という人が少なくない。)はやめてくれ~とぼやいてるようです。吾輩もそうおいもうます。なんて野暮なことを!と。
では、また~。

さて、受験期なかなか投稿できなかったので、書きたいこと溜まっています。またいろいろ好き勝手に書いてみようと思います。とりあえず佐賀ファンブログということで、ご当地ネタ。というわけで、地元図書館から借りた映画や本の紹介ですかね。(まあ、これしか無いのですが

柊あおいの少女漫画が原作
スタジオジブリ 近藤喜文監督作品
1995年7月15日封切り
14歳女子中学生の”恋に受験に自分探し””の胸キュンアニメです。中学校の頃の恋はなんかぎこちないし恥ずかしいし、めったに成就するもんじゃないですよね? さすが少女漫画見事に屈託なく成就させてしまってます。

まあ、中学生のたわいもない恋愛ストーリーなんですが、何がすごいって、日本一いや世界一のアニメスタジオのNO1の描き手だった近藤喜文の
唯一無二の渾身の作品なんです!時代背景は1990年代の東京都、多摩市・日野市・武蔵野市などにニュータウン。当時の時代風景が詳細に描かれています。雫が電車に乗ったり、走り回ったり、自転車で相乗りする街角は、本物の映像よりリアルな感じがします。ああ・・こんな街たしかにあるよな~。主人公の雫の公団住宅の間取り日常品の細部まで、生活感活き活き描きこまれております。
監督の近藤喜文は作画の天才で「火垂るの墓」「となりのトトロ」制作時、高畑勲と宮崎駿の2大巨人から、近藤喜文さんを取り合いなった話は有名です。両巨匠どちちらも近藤氏がいないと、制作をやめる!といいだしたらしい。結局、困った鈴木敏夫プロデューサーが、「宮さんあなたは絵が描けるから、高畑さんのところでやってもうらうしかない。」といって説得したらしいけど、宮崎駿はずっとそのことを根に持ってたらしい。(近藤さんは残念なことに47歳の若さで急逝された。「火垂るの墓」はアニメ史上最も美しい作品だと吾輩は思います。(「火垂るの墓」作品については、いつかブログに書くつもりです。)その葬儀の追悼の言葉で宮崎さんは「トトロVS火垂る 近藤争奪戦」の恨み節をぶちまけたらししい。(笑)いやでも実にいい話ですよね。あの天下の宮崎駿に・・・ね?こんな名誉なことはないですよね。
ここからちょっとだけネタばれです。
主人公の月島雫は本が大好き。図書館からたくさん本を借りて読んでいます。ひとつ気なることが・・借りた本の図書カードにいつも天沢聖司という名前があるのです。どういうひとなんだろう?といろいろ想像してみます。で、その人が同じ中学の同級生でああることが判明します。しかもイケメンでちょっと意地悪。(いかにも少女漫画) お互い意識しながらぎこちないながらも、しだいに仲良くなり交際をはじめます。二人は受験や将来のことをはなします。彼は受験せずバイオリン職人になるために、イタリアに修行にいくのだといいます。それを聞いた雫は自分には何もない、と、落ち込みます。しっかりとした彼氏に自分は釣り合わない!と自分探しをはじめちゃいます。で、自分が一番好きなことである物語を書きたいと、小説を書き始めるのです。受験期真っただ中に。当然成績は急落。当然、家族が心配します。何やってんの?!家族会議です。でも、雫は、受験も頑張る約束で必死で小説を書きあげます。(できたのがあの『猫の恩返し』にそっくりでなんです。)なんだかんだあって、エンディングなのですが、恥ずかしいくらいのハッピーエンドでなのです。ただ、この好感度抜群のさわやかイケメンは、あの図書カードは雫の気を引く作戦だったことを話してしまうのです!(ユーミンの歌の「まちぶせ」の男バージョンか!)。あれ~と、見るものはちょっとがっかりさせられます。プロポーズしておきながら、こんなこと話してしまうあたりなんて野暮な・・・。でもしばらくして、はやり聖司は正直者でいいやつだとおもいました。
さて、なんと「耳をすませば」の実写版、あれから10年後が撮られるそうです!! ですが、熱狂的な「耳すま」ファン(ジブリでこれが一番好き!という人が少なくない。)はやめてくれ~とぼやいてるようです。吾輩もそうおいもうます。なんて野暮なことを!と。
では、また~。

2020年03月12日
ゴムの木とともに
お久しぶりです。今年の受験期間終わりましたが、放心状態がつづいています。てんやわんやの受験対策の日々、卒塾生を見送る日々・・・なかなか切り替えができてません。佐賀県は来週から、学校再開とのこと。全国的にもニュースになってます。というわけで、吾輩も切り替えるためにもブログを再開しようと思います。

と、その前に、当塾の新型コロナウィルス感染拡大予防のための当塾の対策について。
まず、当塾は小規模の個別指導塾で、一度に混雑することはありません。塾生の急な時間変更で多くなりそうなときはお願いして調整しています。さらに、今受験期のが終わった後なので一コマ一コマの授業が少数です。とはいえ、対面授業なので、油断はできません。
*対策として、
①風邪気味の人は休んでもらいます。振替授業は後でします。
②手・消毒とマスク着用。マスクがない人は差し上げています。(もちろん吾輩も消毒・マスク着用)
③換気と加湿に気をつけています。
④授業後は机やドアノブをアルコール除菌しております。
⑤個人的には免疫力向上のため、発酵食品と緑茶を多くいただいてます。夜更かしも控えております。福岡などの都市圏は行かないようにしています。以上、至極当然、特段目新しいことはないですが、やるだけのことはやっております。
*塾生新規募集について。
この時期は折込チラシで広く塾生を募集するのですが、チラシはしばらく見合わせています。ただ、ホームページでは募集案内行っております。
ブログでも宣伝させていただこうかと存じます。よろしくお願いします。
さて、当塾も今年で12年目。佐賀ファンブログはじめて同じく12年目。さらに開塾とともに教室入口近くに置いたゴムの木、元気です!日あたりはよくないし、たまにしか水やらないのだけどたいしたもんです。葉っぱをさすって元気もらえてます。

本年度よりいっきゅうは中学・高校生に特化した英語数学専門塾になります。個人塾として塾生のニーズと、うちで出来ることのベストオフベストはこの形だと結論付けました。もちろん他塾様との併用歓迎です!当塾のこだわりとして、ネット動画で外部の講師に任せた授業はやらない。英語と数学の専門性を活かしてひとつひとつの授業の質をより高める。対話を通じて単に教えるのでなく、勉強に取り組む意識つけ・感情や気持ちも考えながら、ひとりひとり丁寧に対話しながらやっていこうとあらためて考えました。料金プランも改訂しました。来やすくなりましたよ。
今回はすこし堅い話でしたが、次回は好きなことを書いてみようと思います。(書きたいこと溜まってます。
)
と、その前に、当塾の新型コロナウィルス感染拡大予防のための当塾の対策について。
まず、当塾は小規模の個別指導塾で、一度に混雑することはありません。塾生の急な時間変更で多くなりそうなときはお願いして調整しています。さらに、今受験期のが終わった後なので一コマ一コマの授業が少数です。とはいえ、対面授業なので、油断はできません。

*対策として、
①風邪気味の人は休んでもらいます。振替授業は後でします。
②手・消毒とマスク着用。マスクがない人は差し上げています。(もちろん吾輩も消毒・マスク着用)
③換気と加湿に気をつけています。
④授業後は机やドアノブをアルコール除菌しております。
⑤個人的には免疫力向上のため、発酵食品と緑茶を多くいただいてます。夜更かしも控えております。福岡などの都市圏は行かないようにしています。以上、至極当然、特段目新しいことはないですが、やるだけのことはやっております。
*塾生新規募集について。
この時期は折込チラシで広く塾生を募集するのですが、チラシはしばらく見合わせています。ただ、ホームページでは募集案内行っております。
ブログでも宣伝させていただこうかと存じます。よろしくお願いします。
さて、当塾も今年で12年目。佐賀ファンブログはじめて同じく12年目。さらに開塾とともに教室入口近くに置いたゴムの木、元気です!日あたりはよくないし、たまにしか水やらないのだけどたいしたもんです。葉っぱをさすって元気もらえてます。

本年度よりいっきゅうは中学・高校生に特化した英語数学専門塾になります。個人塾として塾生のニーズと、うちで出来ることのベストオフベストはこの形だと結論付けました。もちろん他塾様との併用歓迎です!当塾のこだわりとして、ネット動画で外部の講師に任せた授業はやらない。英語と数学の専門性を活かしてひとつひとつの授業の質をより高める。対話を通じて単に教えるのでなく、勉強に取り組む意識つけ・感情や気持ちも考えながら、ひとりひとり丁寧に対話しながらやっていこうとあらためて考えました。料金プランも改訂しました。来やすくなりましたよ。
今回はすこし堅い話でしたが、次回は好きなことを書いてみようと思います。(書きたいこと溜まってます。
