2011年04月16日

地球を食べる。

此処のところ夕食はサラダ三昧である。先日陸上部の生徒から『すこし運動したらどうっすか?』と私のぽっこりお腹を眺めながら言われたのがきっかけである。運動は時間がなかなかとれないのでそのかわりに食生活改善というわけだ。遅い時間の夕食は炭水化物は止めてサラダを牛や馬のように食べている。

野菜をムシャムシャ食べながら原発被害の福島県産の農産物のことを思う。放射能汚染を恐れて日本・世界中からNO!を突きつけられている。風評被害ともいわれる。実際はどうなんだろう?

信頼できる第三者つまり国際機関(WHOかな?)に野菜の放射線量の客観的データを詳しく日々公表してほしい。(政治家の食べているパフォーマンスのテレビ映像は見ていてムナシクなる。)客観的データの公表はたとえ今は放射能が万一高レベルであったとしても長期的には落ち着いた時の早い信頼回復につながると思うのだが・・・。

ところで、英検の問題文にeat earth という表現があった。

Some people in the world eat earth. Eating earth is good for health because it has a lot of minerals. Eating earth, however, is harmful in some cases.

もちろんこのearthの意味は 地球ではなく土である。でも地球として訳してみると面白い文章になる。世界には地球を食べる人々がいる。地球をたべることは健康に良い。なぜなら地球はたくさんのミネラルを含んでいるからだ。しかしながら地球を食べることは害になる場合もある・・・。

『地球を食べる』という表現で思い出すのが、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』だ。農薬の土壌汚染を訴え企業や政府の圧力と戦い環境問題の重要性を史上初めて人々に認識させたのだ。

安心してものが食べられることを当たり前に思っていたことが、こういう事態のさらされてはじめていかに大切なのことなのか思い知ることになった。環境を保全することは最重要の危機管理なのだと。


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Posted by いっきゅう  at 13:28 │Comments(0)塾長のひとりごと。

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