2009年03月16日

ルー語はヤメテ。

コンニチワ。すっかり春めいてきました。こういう日和には『oasis のsongbird』をテキトーに口ずさんで、何処かに行きたくなります。

さて閑話休題。 英作を添削していると、『あ~あ、ルー語になっちゃったじゃん・・・。』 ^^; と、つい言ってしまうことがあります。ご存知、ルー語とは、『藪からステック(棒)』や『ティロード(茶道)』など、ムチャクチャな直訳をルー大柴さんが、芸として造語したのものですが、生徒さんはたまに真剣にルー語を創作します。(^_^;)

例えば、『それは朝飯前です。』をThat’s before breakfast.”と訳するようなものです。それを聞いたアメリカ人はきっと、“Oh,you must be hungry!!”と言うでしょうね・・・。当然、『それはボクにはとても簡単です。』と、言いかえることが必要ですよね。(That’s a peace of cake.というちょうど良い慣用句がありますが、It’s very easy for me to do.と言い方で十分です。)

まあ、これは極端な例ですが、和文英訳すると、日本語に引きづられがちになります。『私は彼女に長い時間待たされた.』を“I was waited by her.”と書く例。訳する前に、まず、ひとの行為をイメージしてください。答えは”She kept me waiting for hours.”となります。日本語(られる、されるが多いです。)の影響で、和文英訳では受動態で書いてしまうことが多いのですが、できるだけ能動態で書くようにしましょう。




発音も日本語英語になってヘンなのが多いですよ。
ワタシの好きな、UKロックバンド 『oasis』 これはオイェイシスであって オアシスではありませんので、いくら、I love オアシス.っていっても通じないと思いますよ。




企業研修などで、やたらへんなエイゴが飛び交います。以前IT関係の研修に行った時、資料に『ナレッジ』とカタカナでいっぱい書いてあって、講師も『ナレッジ』としきりに言うんです。なんじゃそりゃ?としばらく考えていました。実は知識のknowledge=ナーリッジのことなんですね。『なんでもかんでも無理に中途半端な英語使わんでええんちゃうん?』とそこは大阪研修だったので思いました。

かく言うワタクシも、ホワイトカラーワーカー・事務労働者をずっと、White- colorと思い込んでいたことがありました。カラーは襟のことで, white-collar が正解で、発音も若干違います。

とにかく、巷では意味も発音も『日本語・英語』が溢れかえってます。もしかしてこれは『日本語英語=ルー語?』と疑ってみることも大切だとおもいます。



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Posted by いっきゅう  at 14:48 │Comments(0)英作文

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