2009年04月07日

イエローハットとリンガーハットのハット。

ウチ生徒さんでよく間違う単語のひとつ(英検3級問題) neatをlazy= 怠惰な、としてしまうのです。どうしてそうおもう?と聞くと、Neat=ニート( Neet,= Not currently engaged in Employment, Education or Training)とおもっていたようです。(ニートの皆が皆、怠惰なわけではないのですが・・・。) neatは『きちんとした、巧みな、いい感じの』といった意味の形容詞であります。とてもいい意味なのですよね。

イエローハットとリンガーハットのハット。

城山公園:カメラ:スメハチ

*ここでのカタカナ発音表記は便宜上のもので厳密には正確でははないので後で辞書で調べてくださいね

さて閑話休題。英語のカタカナ表記では同じなのにまったく違う意味になるものもあります。身近なお店の名前の例:『イエローハットとリンガーハットのハット。』「イエローハットYellow Hat」のハットは帽子。ハァェットと読みます。「リンガーハット・Ringer Hut」のハットは小屋という意味で、Hutは短くハットと読みます。ちなみにお弁当屋さんの『ほっともっと』hot mottoの熱いのhot は英語では明るく大きく口を開けてハァット と発音します。

いわゆる『カタカナ英語』では、まず通じない:うまく聞き取れない。と思ってください。例えばand あんど~という安藤さんの“あんど”にちかったり、averageを「阿部礼司君」みたいに発音するカタカナ英語は英語学習には百害あって一理なしです。

巷にも通じないカタカナ読み用語があふれかえっていますね。「ウィルス」はVirus ヴァイルスです。野球のグローブgloveはグラヴ。Globeグロウブは地球儀です。ラベルlabelはレイブル。ビニールVinyl は ヴァイニル。・・・ビニール!ビニール!と何百何千回言っても通じないはずです。いったい、いつ誰がどうやって、こんなにメチャクチャな外来語のカタカナ発音を決めるのでしょうか?!メディア(media=ミーデイァです。)でしょうか? ちなみにメリケン粉はAmerican粉で、アメリカンよりAmerican=メリケンの言い方が発音的にはより近いです。昔のひとの英語耳がよほど正しいです。

都市・国名や固有名詞も気おつけましょう。ウィーン Vienna はヴィエナ。 アテネ Anthem アェンセンズ。 ナポリNaples  ネイプルズ。 ペキンはベイジンBeijing。ベルギーは ベルジャムBelgium イスラエルはイズレイル(Israel) ちなみにエッフェル党 Eiffel tower アイフルタワーです。

残念なことに英語を教える側が発音を間違っている場合もあります。以前、アルバイトで在籍していた総合進学塾のほかの講師たちの発音はアレレ???が多かったです。think を堂々と「しんく」と言ってみたり(ワタシは生徒さんにはティンクとちょっと大袈裟に言ってもらってます。大袈裟ぐらいでちょうどいいです。)stop は「すとっぷ」じゃなくスタップですし、 in front of は「いんふろんとおぶ~」ではなくインフランタヴです。(カタカナというよりひらがな英語というべきか・・・)アクセントも怪しいものでした。(detail やorange などの基本単語もアクセントを間違っていたりしてました・・・。生徒さんらも何の疑念もなく講師たちの間違った発音を聞いていました。受験英語には発音は重要視されてないのは分かっていました。文法ばかりで発音はことさら教えないが『進学塾の英語』の授業なのかとも思っていました。(事実、他の総合進学塾からウチに来た生徒さんに聞いても、『発音はほとんどしなかった』といいます。)『これじゃ、じぇったい、いかんばい。』『受験英語を正しい発音で教えたい。』『生徒にもっともっとたくさん、ただしい発音で音読させたい。』と、いつも心の中でつぶやいてましたと・・・ま、こういう思いもあって英語専門塾を始めた次第であります。

ワタシもたまにですが発音に自信のない単語に出くわすことがあります。そんなときは正直に自分の勉強不足を認めて、生徒さんに断って、その場で調べます。それは講師としては恥ずかしいことですが、間違ったことを教えるわけにはいきませんからね。ワタシもはずかしい思いはしたくないですので、日ごろから、発音チェックはしっかりやっています。英語の単語の発音はルールがあることはあるのですが、例外も多く、結局、一語一語チェックして覚えていく他ありません。(センターなどの受験英語は出題頻出単語が限定されますのでそれを集中しましょう。)



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Posted by いっきゅう  at 13:17 │Comments(0)学習法

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