2009年08月04日
『数学という最強の武器と渋滞学』
ドラゴン桜公式副読本『16歳の教科書2』を読んでいます。いろんな分野の第一線で活躍されとても個性的な人が講師となって、16歳へ向けておこなう模擬講座を集めたの本です。その講師のひとり西成活祐(かつひろ)さんの話は抜群におもしろいので、紹介します。
東大の宇宙工学の教授。高校時代、学校で使うテキストは買わず、授業では先生の声がジャマだということで耳栓して独学し(笑)、解けない問題があっても絶対模範解答は見ず、出来るまで一人で考えたと言う・・・。高校の先生にとってはなんとも憎っタラシイ生徒だったことでしょうね。(笑)

彼にとっては中高で教える「数学」は便宜的に「公式」をまる覚えしてパターン化した問題をその公式にそって解いていくものにすぎなかったのかもしれません。いちいち『公式』に対して、なぜなんだ?なぜそうなる?トコトンツッコンで来る生徒に対して『先生たち』はどこまで答えることが出来るのでしょうか?
西成少年の『なぜ?』にこだわった理由。それは『数学という最強の武器を手に入れたかったからだ。』そうです。『数学で証明されたものは、どんな相手だって、大統領だってNOと言えない。』と言う信念があったそうです。(英語に関してはワタシもそんな風にこだわっていたいとおもっています。)
東京大学の先生となった今、西成さんは数学は身近に具体的役に立っていると生徒には教えているそうです。例:ケータイ電話の画像伝送圧縮技術に中学で習う2次関数がつかわれている・・・。また、研究としての『渋滞学』と言うまったくあたらしい分野を開拓されました。
そのひとつの身近な例として『都会では混んでいる電車が来たら、やりすごして次の電車を待つほうが良い。』という法則です。なぜなら、たくさんの乗客が乗せている電車は乗客の乗降のとき時間がかかり遅れがちになるので、次の電車の到着時間の差は短くなる。しかも前の電車が乗客をたくさん乗せていった直後なので混んでない確率が高いし、乗り合わせするひとも少ない。というわけです。エレベータも同様らしいですよ。
『Jカーブ曲線の法則。』 どんな人にも波つまりスランプがある。下り坂をどんどん落っこちていく・・・でもなんとか頑張りぬいて底を抜けると、グーンと上昇する、という法則。目の前のことに一喜一憂することなく長期な視野で努力しているといつか大きな上昇気流が待っているということです。
ドラゴン桜こと桜木先生の招く講師陣の講義集はおもしろいです。当然ながら『16歳の教科書1』もあります。実は1の方が2より面白いと思います。以前読んでまして、ブログに書くつもりが書きそびれちゃったのです。それはいずれまた・・・。

東大の宇宙工学の教授。高校時代、学校で使うテキストは買わず、授業では先生の声がジャマだということで耳栓して独学し(笑)、解けない問題があっても絶対模範解答は見ず、出来るまで一人で考えたと言う・・・。高校の先生にとってはなんとも憎っタラシイ生徒だったことでしょうね。(笑)

彼にとっては中高で教える「数学」は便宜的に「公式」をまる覚えしてパターン化した問題をその公式にそって解いていくものにすぎなかったのかもしれません。いちいち『公式』に対して、なぜなんだ?なぜそうなる?トコトンツッコンで来る生徒に対して『先生たち』はどこまで答えることが出来るのでしょうか?
西成少年の『なぜ?』にこだわった理由。それは『数学という最強の武器を手に入れたかったからだ。』そうです。『数学で証明されたものは、どんな相手だって、大統領だってNOと言えない。』と言う信念があったそうです。(英語に関してはワタシもそんな風にこだわっていたいとおもっています。)
東京大学の先生となった今、西成さんは数学は身近に具体的役に立っていると生徒には教えているそうです。例:ケータイ電話の画像伝送圧縮技術に中学で習う2次関数がつかわれている・・・。また、研究としての『渋滞学』と言うまったくあたらしい分野を開拓されました。
そのひとつの身近な例として『都会では混んでいる電車が来たら、やりすごして次の電車を待つほうが良い。』という法則です。なぜなら、たくさんの乗客が乗せている電車は乗客の乗降のとき時間がかかり遅れがちになるので、次の電車の到着時間の差は短くなる。しかも前の電車が乗客をたくさん乗せていった直後なので混んでない確率が高いし、乗り合わせするひとも少ない。というわけです。エレベータも同様らしいですよ。
『Jカーブ曲線の法則。』 どんな人にも波つまりスランプがある。下り坂をどんどん落っこちていく・・・でもなんとか頑張りぬいて底を抜けると、グーンと上昇する、という法則。目の前のことに一喜一憂することなく長期な視野で努力しているといつか大きな上昇気流が待っているということです。
ドラゴン桜こと桜木先生の招く講師陣の講義集はおもしろいです。当然ながら『16歳の教科書1』もあります。実は1の方が2より面白いと思います。以前読んでまして、ブログに書くつもりが書きそびれちゃったのです。それはいずれまた・・・。
